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マウスピース矯正開始までの道のり(マウスピース装着編)

親知らず4本の抜歯を経て、ついにインビザラインを装着した話。

装着と思いきや

前回の記事では、矯正の邪魔になる親知らずを4本抜歯し終わったところまでを書いた。ごはんは食べにくくお酒は飲めず、なかなか辛い日々だったが、喉元過ぎれば熱さを忘れるもの。ようやく始まるマウスピース矯正に向けて、心が浮き立っていた。

1週間後の診察時にインビザラインを受け取れることになっていた、6月半ばの土曜日。ベッドで隣に寝ていたねぼすけさんが、すごい勢いで私の口元に頭突きをくらわすという事件が発生した。上の前歯が受けたあまりの衝撃に声も出せず、しばらくうずくまっていた。それから1週間、前歯がずきずきずきずき痛んで仕方がない。ものを噛むとさらに痛い。しかも、右の前歯が少しだけ欠けてる気がする……!このまま神経が死んだらどうしよう……と思うと生きた心地がしなかった。

1週間後、痛みが消えぬまま歯医者へ。「人の頭がぶつかって前歯がまだ痛いんです。もしかすると欠けているかもしれないです」と先生へ伝えてみた。「そんなに長い間痛いなら、念のためレントゲンを撮っておきましょう」と言われ、レントゲン台へ。

結果は、「見たところ、異常はないですね。あと、欠けているのは前からですね」とのことだった。前から欠けていた……?「歯が欠けてしまったかも」とねぼすけさんを責めるような目で見つめてしまった自分が恥ずかしい。ははは。ごめんなさい。毎日見ていたはずなのに、自分の歯のことって意外と知らないものね。ははは。

「まだ痛いということですから、念のため2週間装着を延期しましょう。付け外しの際に結構な力がかかるので」と、先生。まあしょうがない。「アライナーをお渡ししておきます。2週間後の土曜日に痛みがなかったらつけてください」と言われたので、「開始、火曜日でもいいですか?」と聞いてみる。新しいアライナーを装着してから2、3日は痛みが出ることも多いとネットで読んだので、休日を装着初日にするのは避けたいなあと思ったのだ。色々美味しいものも食べたいし。大丈夫とのことだったので、2週間後の火曜日から装着開始となった。

アライナー1ヶ月分と、アライナーを入れるケースと、アライナーをしっかり噛みこむためのチューイーというゴムの棒をもらった。「チューイーは、アライナー装着の際にぐーっと噛みこんでください」とのこと。

質問はありますか?と聞かれたので、アライナーをつけたままの飲食が可能かを聞いてみた。食べ歩きもだらだら飲みも大好きなので、それができなくなるのが一番辛い。「説明書には、つけたままの飲食は水以外だめと書いてありますが、大丈夫ですよ。ただ、カレーだけは色がついてしまうので気をつけてください」と、先生。ネットでは、水以外の飲食禁止と書いている歯科が多かったので、少し驚いた。聞くと、結構そのまま食べている方も多いそう。着色という点で言えば、カレーだけではなく、ワインやウコンドリンクやコーヒーなんかも危なそうではある。

いよいよ装着

2週間後の火曜日、出社前に家の洗面台でおそるおそるはめてみる。

痛いというほどではないけれど、かなりの圧迫感。そして、絶望的なほどの厚み、異物感。予想以上にアライナーが厚くて、口元がもごっと前に出ている感じになる。厚みの分、噛み合わせがおかしくて口がしっかり閉じない。何より、口の中に常に異物があるというのが気になってしょうがなくて、一日中落ち着かず舌先で触ったり噛み締めたりしてしまう。

鏡で見ると、確かに遠目ではわかりにくいかもしれないが、アライナーの切断面や、どうしても入ってしまう気泡が気になる。なんか変。そしてやっぱり口元が出ている。

これからこんなものを入れて3年間も過ごさなければならないのかと思うと、暗鬱たる気持ちになった。だって見た目にはわからないからインビザラインにしたのに、もごっとしてるし気泡入ってるしこれじゃあ丸わかりじゃないの……と泣きたいような気分。

ごはんを食べるために外す時の解放感が素晴らしい。でも、なかなか外れなくて時間がかかるし、装着時にチューイーを噛みこむと痛いし、ごはん前にお手洗いに行かなければいけないのも、ごはん後にいちいち歯磨きするのも面倒だし……で鬱々とした気分に拍車がかかる。先生が言うようにつけたまま食事しても良いかなと思ったけれど、玉ねぎのみじん切りの一欠片すらまったく上手く噛めず、断念した。

心の拠り所にしていたのは、どなたかのブログで読んだ、「3日目から慣れる。1週間後にはほぼつけていることを忘れる」という文章だった。その3日目までがなかなか長かった。ストレス溜まりまくり。

アライナー装着後3日目

3日目、なんとなくアライナーが馴染んできたような気がした。もごっと感が減った。密着したのかなんのかわからないけれど、気泡もそれほど気にならない。口の中にアライナーがあるのが気になってしまい舌先で触る癖はなくならないけれど、厚みに対する絶望感はかなり減った。

アライナー装着後1週間

1週間が過ぎるまでは、歩いている時も人と話している時も仕事中も料理中もアライナーのことを頭のどこかで意識していた。しかし、1週間が過ぎると、アライナーをつけているということをわざわざ自覚しない時間が増えた。

歯磨き習慣も、なんだか逆に楽しくなってきた。食事の度に歯磨きすると気持ちが良い。洗口液とフロスも買ってみた。フロスはこれまで使っていなかったが、おそろしくすっきりする。外出中、早く家に帰ってフロスしたい……!という謎の衝動に駆られるようにもなった。

人の適応力ってすごいのね。

装着後1ヶ月経っての感想は次の記事で。

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